クレジットカードの手数料で気をつけたい5つのポイント

クレジットカードの手数料で気をつけたい5つのポイント

クレジットカードの手数料のことを気にしたことがない方へ
毎月クレジットカード会社がWEBや紙で発行する明細書、ちゃんと目を通していますか? チェックしていない人ほど、自分が支払っている手数料を見てみたらびっくりするかもしれません。
今回は「クレジットカードの手数料で気をつけたい5つのポイント」をお届けいたします。

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クレジットカードの手数料で気をつけたい5つのポイント

 

その1:分割になると手数料がかかります。明細書をチェックしましょう。


クレジットカードで支払う時、あまり明細書を見ないでサインしたり、特に何も考えずに毎月利用額を払っていませんか?
「チェックしなくてもリボ払いで毎月支払う額が決まっているから〜」と安心するなかれ! ローンでもショッピングでも、分割にすれば手数料がかかります。
リボや分割だとおよそ年15%〜18%の手数料を支払わなくてはなりません。ポイント目当てでたくさんカードを使ってリボ払いにして、この手数料を毎月数千円も払っている……なんて人、意外といるのではないでしょうか。

リボや分割払いと違い、通常の一括払いやボーナス一括払いは手数料がかかりません。
なので、例えボーナスがない職場で働いていても、ボーナス一括払いにして月々お金を貯めれば手数料を払わないで済みます。
後からリボ払いに変更できるカードもありますし、とりあえず一括払いにしておいて、家で電卓をたたいて払えない場合は後からリボ払いに回すのも手です。
WEBや紙で送られてくる明細書を毎月チェックして、支払を出来る限り早めに終わらせて手数料を少なくしましょう。

 

その2:手数料のかかるリボ払いは「繰り上げ返済」をマメに使いましょう。


いつも同じ額を払えば済む「リボ払い」は楽ですよね。一括にしたくてもムリな時もありますし、月に支払う額が一定で済むのでやりくりも楽です。
いちいち一つ一つ分割払いにして「あれ?何を何回払いにしたっけ?」なんて考えなくても、計画的にお金を返して行けます。
でも、下手すると買い物しすぎて手数料の額が半端なかったり、元金がなかなか減らなくてずっと返しっぱなしなんてことも!!

リボは年15%〜18%の金利なので、カード会社は一括払いをリボ払いにしてもらおうとキャンペーンを打ったり、一定額を超えると自動的にリボ払いになるシステムをつくったり、あれやこれやと必死です。
リボ払い専用のクレジットカードや、最初の設定がリボ払いのカードもあるんです。自分のカードの支払の設定を一度HPなどで確認するのは必須ですよ!

金利15%で5万円をリボ払いして、一定額+手数料を毎月返して行った場合、リボ手数料はザックリ計算して下の通りです。

5万円の買い物をリボ払いした時(年利15%)

返済回数

元金を月々1万円返した場合

元金を月々5千円返した場合

元金の残金

利息額

月の支払額

元金の残金

利息額

月の支払額

1回目

¥50,000

¥616

¥10,616

¥50,000

¥616

¥5,616

2回目

¥40,000

¥493

¥10,493

¥45,000

¥555

¥5,555

3回目

¥30,000

¥370

¥10,370

¥40,000

¥493

¥5,493

4回目

¥20,000

¥247

¥10,247

¥35,000

¥432

¥5,432

5回目

¥10,000

¥123

¥10,123

¥30,000

¥370

¥5,370

6回目

¥25,000

¥308

¥5,308

7回目

¥20,000

¥247

¥5,247

8回目

¥15,000

¥185

¥5,185

9回目

¥10,000

¥123

¥5,123

10回目

¥5,000

¥62

¥5,062

支払合計額

月々1万円の場合

51,849

月々5万円返済の場合

53,391

★ 利息の計算方法
元金の残金×利息(%)÷365日×日数(一か月)
上の表での日数は、便宜上ひと月30日で計算しています。
★  カード会社によってリボの支払方法は様々ですが、今回は「決められた額+手数料を毎月支払う方法」で計算します。

計算方法は結構乱暴なのでこの通りとはいきませんが、一括だと手数料0円なのに、長くリボを使えば使うほど手数料がとられます。
手数料を極力少なくするためには、月々の支払額を上げるか繰り上げ返済をするのがリボの賢い使い方です。

でも、カードによってはリボ払いの繰り上げ返済ができなかったり、月々の支払額が変えられない場合もあります。
そういった場合はリボではなく分割で、出来る限り少ない回数を指定しましょう。一度に返す額が多ければ多いほど、その後にかかってくる手数料が少なくなります。

 

その3:一括払いでも手数料が請求された場合は、カード会社に連絡です!


カードを持つ手

通常ですと、カードで一括払いをする際、日本では客側が支払う手数料は0円です(海外では例外もあります)。
けれども、お店は私たちがクレジットカード払いをしたとき、業種により売上の1%〜7%程度の加盟店手数料を払っています。薄利多売のスーパーなどは1%〜1.5%、小売店は5%前後、飲食店やバーなどは4%〜7%といった感じです。
つまり、客にカード払いをされると、その手数料分だけお店は損をしているのです。

じゃあなぜお店は加盟店手数料を負担をしてまでカードを利用するのでしょう?
それは、ポイントを貯めていてカード払いをしたいお客様や、今お金がないけど購買意欲のあるお客様を逃がさないためです。手数料を支払ってでもカード加盟店になっていた方が、お店もメリットがあるということなんです。
なので、日本では加盟店とカード会社との間で「お店が負担する手数料は客に請求してはならない」という規約を交わしています。カード会社も「手数料がかかるから」とお客さんが現金払いしちゃうより、手数料ナシで気軽に使ってほしいですもんね。

が!!
たまーに、この手数料をお客に請求する店があります。
日本の場合、この行為は加盟店規約違反です。もし加盟店手数料の分を請求されたら、支払わずに規約違反だと言う事をお店側に伝えましょう。もし店側がごねたらカード会社に問い合わせをしましょう。

特に風俗店は直接加盟店になれないので、決済代行会社と契約してお客と店の間に入ってもらっています。カード払いをする客はこの決済代行会社に支払いをすることになります。そのときに代金の10%ほど「手数料」として取られる場合があります。
明細をチェックしないでサインをすれば支払を認めることになるので、明細はちゃんとチェックしておきましょう!

「うちのお店はランチではカードを扱っていません」とか「カード払いは○円以上から」などの制限も、本来は加盟店の規約違反です。
でも、この話は横道に逸れてしまいそうなので、「加盟店手数料を上乗せされそうになったら、サインせずカード会社に連絡」ということだけ覚えておきましょう。

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その4:キャッシングは一括でも手数料がかかるので注意してください。


ATM

給料前でおサイフが空っぽなのに急に飲みの誘いが……!!そんなとき、クレジットカードのキャッシングは便利ですね。
キャッシングにも支払方法は「リボ」と「一括」があります。しかし、ショッピングと違ってこちらは現金を借りているので、一括でも手数料がかかります。
カード会社にもよりますが、大体年15%〜18%の金利で設定しているところが多いです。多額のローンをするなら低金利のカードローンにして、クレジットカードのキャッシングは極力使わない方が良いでしょう。
あと、ATMでお金を借りた時、ATMの手数料も取られているのでしっかりチェックしましょう。

一括で借りてもリボで借りても同じ年利のところが多いですが、リボ払いの手数料と一緒で長く借りれば借りるほど手数料がかかります。
一括で返せる額を借りるなら、必ず一括で返しましょう。

 

その5:支払遅延をした際は、「遅延損害金」がかかります


つい引き落としの日を間違えた、引き落としの額を間違えたなどで、支払日にちゃんと支払えなかったなんてことありませんか?
すぐに支払えればいいのですが、手持ちがなくて次の月に……なんてことになったら、「遅延損害金」という手数料のようなものを支払わなくてはなりません。
遅延損害金は、ショッピングの場合は年15%〜18%、キャッシングの場合は年18%〜20%くらいの設定の場合が多いです。通常の手数料に加えて遅延損害金を払わなくてはならないので支払額は膨らんでしまうし、下手すればブラックリスト入りでカードが作れなくなります。
この遅延損害金も当然早く支払えば支払うほど少なくて済むので、自分の信頼のためにも、お金のためにも、遅延はしないようにしましょう。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
クレジットカードはポイントも貯まって便利なカードですが、手数料がかかればかかるほど損をします。現金払いも利用しながら、賢くカードを使いましょう。
以上「クレジットカードの手数料で気をつけたい5つのポイント」をお届けいたしました。最後までお読み頂きありがとうございます。

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