ステンレスの指輪に関して知っておきたい7つのポイント

ステンレスの指輪に関して知っておきたい7つのポイント

ステンレスの指輪が気になっている方へ
最近いろいろなショップに出始めた「ステンレスリング」。他の素材と違ってどんな特徴があるのか気になりませんか?
本記事ではステンレスの指輪に関して知っておきたい7つのポイントをご紹介します。

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ステンレスの指輪に関して知っておきたい7つのポイント

 

その1:硬くて錆びにくいのが最大の特長です!日常使いに便利です。


ステンレスは英語で「Stainless Steel」と書きます。Stainは「錆び」、Lessは「ない(少ない)」、Steelは「鋼」です。
名前の通り、最大の特長は「錆びづらい」ことなのです。
水に強く錆びづらいのでシルバーなどと違ってお手入れが簡単で、アクセサリーをつけたままでプールや温泉などに入れます。
日常生活でもつけっぱなしにできるので、取り外しが横着な人や、外すとすぐなくしてしまう人におすすめです!

また、金やシルバーなどにくらべて材質が固いので、傷がつきにくい特性も持っています。
昔はその硬さ故に指輪などの加工が難しいと言われていましたが、技術の向上により今どんどんステンレスアクセサリーを扱うお店が増えてきています。

 

その2:合金だから価格はお手頃!


ステンレスアクセサリーで商品を検索するとわかるのですが、傷がつきづらいのに価格がお手頃!デザインやブランドにもよりますが、ペアリングで1万〜2万円くらいが相場です。
プラチナとかだとどうしても値が張りますが、この価格帯ならば学生カップルとかも手を出しやすい値段ですよね♪
ただ、合金で安価ということは、金やプラチナのように持っていて資産価値が出るものではありません。

 

その3:ステンレスにもいくつか種類があることを押さえておきましょう


ひとえにステンレスと言っても、JIS規格では様々な種類があります。ステンレスメーカーの独自開発の鋼種を含めると、なんと200種類を超えるステンレスがあると言われているんです!
大まかに分類すると、ボルトやナットなどに使われる「オーステナイト系」・厨房のステンレスなどに使われる「フェライト系」・海水に強い「二相系」、ナイフやフォークなどに使われる「マルテンサイト系」の4種類です。
アクセサリーにはニッケルとクロムが入っている「オーステナイト系」が良く使われます。
主にアクセサリーに使われるステンレスの種類を表にしましたので、素材を選ぶ時の参考にしてください。

ステンレスの種類

種類

特徴

SUS304

耐食性、耐熱性にすぐれた、18-8ともいわれる代表的なステンレス鋼。

加工硬化性はあるが、熱処理で硬化しない。

SUS304L

SUS304で炭素量を少なくした鋼種。

溶接などの熱処理後に腐食しづらい傾向がある。

SUS321

粒界腐食(※)に対する抵抗性、耐食性が良好で他の特性はSUS304に類似。

430~900℃の間の使用に最適。

SUS316

SUS304をベースにMoを添加した鋼種。

SUS304より優れた耐食性があり、耐孔食性も優れる。

SUS316L

SUS316で炭素量を少なくした鋼種。アレルギーなどが出づらい。

SUS316の性質に耐粒界腐食性を持たせたもの。

SUS310S

耐食性がSUS304より優れているが、実際は耐熱鋼として

使われることが多い。

※粒界腐食とは……熱処理などによりクロムと炭素とが結合してしまって局部的に腐食が起こってしまう現象。

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その4:比較的アレルギーが出づらい性質です


金属というとアレルギー持ちの方もたくさんいらっしゃいますよね。ステンレスはアレルギー反応が出にくい金属だって知っていました?
ステンレスはアレルギーの元となる「ニッケル」を含有していますが、硬い金属の為表面に溶け出すことが少なく、アレルギーを発症しづらいのです。
特に「サージカルステンレス」と呼ばれる「SUS316L」はアレルギーが出づらいと言われていて、医療用の器具やボディピアスなどにも使われています。

金属アレルギーの方でもつけられる金属に「チタン」があります。ステンレスはチタンに比べて安価なので手軽につけられるのです♪

ただ、いくらアレルギーが出づらいといっても、アレルギー反応には個人差があります。重度のアレルギーの方は症状が出てしまうこともあるため注意が必要です。

 

その5:お手入れは研磨剤入りクロスではなくシリコンクロスで!


ステンレスはシルバーと違って空気で変色することがなく、硬くて傷が付きにくいので、お手入れは比較的簡単です。
かといって全く磨かないと艶はどんどんなくなりますので、たまにシリコンクロスで磨きましょう。
表面はコーティングされていますので、研磨剤入りクロス等による摩擦でコーティング加工が薄くなってしまいます。研磨剤入りのクロスは使わないのがポイントです。

 

その6:加工しづらいなどのデメリットもあります。デメリットを理解した上で買いましょう。


医療器具

ここまで読んでいると良いことだらけのような気がしますが、もちろんデメリットもあります。
特長である「硬い」というのは、加工工程ではデメリットです。柔らかい金銀などと違い精巧なデザインには向いていません。
機械を使って加工するので、手作りのアーティストなどがいなくてオリジナリティーを求めるのには難しい素材です。
そして指輪が抜けなくなったとき、硬いので切断するのがとても大変です。

また、鉄に比べると傷つきにくい硬い素材ですが、全く傷つかないわけではありません。
そしてステンレスは貴金属などのように純粋な金属ではなく合金ですので、金のように金属自体に価値はありません。資産としてとっておいてもあまり意味が無いことを押さえておきましょう。

 

その7:欠品になると時間がかかるので、欲しいものはすぐ手に入れましょう♪


ステンレスはシルバーなどと違って固いので、アクセサリーなどの複雑な形をつくるのには技術が必要です。
製造できるところが限られているため、いちど欠品になるとなかなか入荷しないのが現状です。
気にいったアクセサリーが数カ月待ちなんてこともあるので、欲しいものがあったらすぐに手に入れましょう!

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
ステンレスリングがあれば、海でもお風呂でもいつでもお気に入りの指輪をつけていられます♪ ペアリングが欲しい方は検討してみてはいかがでしょうか。
今回は「ステンレスの指輪に関して知っておきたい7つのポイント」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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