社会人であれば、たいていの人が自分のビジネスの成功を願っているはずです。出世したいとか、企業家として社会から注目されるような人物になりたいとか、とにかくリッチになりたいとか、望みは尽きないのではないでしょうか?とくに商売をしている人や経営者はそうでしょう。
そしてそれなりに多くの自己啓発の本を読まれたのではないでしょうか。人によっては買いあさったという表現があてはまるくらいに手にとって読んできた方も多いのではないかと思います。
ここで強調したいことは、成功に関するノウハウものの本はたくさんあれど中身は共通しているということです。だとすればどうしてそうした本を何冊も読む必要があるでしょうか。もう忘れてもかまいません。
ここで成功法則のエキスだけをお伝えします。
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数ある成功法則の共通点とは?
1.目標は明確であること
成功というとまず思い浮かぶのが経済的成功です。お金持ちになること、資産家になること、高給取りになることなどがそうですが、要するに経済的側面が世の中では重視されています。たいして金持ちでもない人を世間では成功者とは呼びません。
これは常識と言ってもいいと思います。ですがほんとにそうでしょうか。よく考えてみましょう。スポーツの世界ではプロはともかくアマチュアのアスリートだと、たとえオリンピックで金メダルをとったとしても皆リッチになるわけではありません。普通の生活をしているゴールドメダリストがたくさんいます。
では彼らは成功者と呼ばないでしょうか?そうではありませんね。明らかに成功者です。ただ彼らは優勝に最大の価値を置き、必死で練習してその努力を実らせたのです。決して経済的成功に最大の価値を置いていたのではないのです。つまり成功とはその人にとって価値のあるものでなければなりません。彼らの目標は優勝であり、その目標を達成したから成功者なのです。
では人間を行動に駆り立てるものは何でしょうか?もうお分かりと思います。それは目標が明確になり、それを実現することに最大の価値を見出すということです。そこからモチベーションが生まれます。モチベーションとはやる気であり、欲望です。絶対に成功は結果論ではありません。たとえば宝くじで1億円当たった人はリッチと言っていいでしょうが、誰もその人を成功者とは呼びません。言い換えると目標のない生き方はたとえリッチになったとしても成功とは無関係なのです。
成功とは何かを実現することです。それがその人にとって価値のあるものであればいいのです。
2.成功したイメージをもつこと
これをビジュアリゼーションといいます。要するに目標を達成した姿をはっきりと心に描くということです。これができないとイメージできない道を進むことになり、実現は難しくなります。目標とイメージは成功と表裏一体となっています。ここで重要なことを申し上げたいと思います。それは心に描いたイメージはまだ実現していないことを描くのではありません。サイコサイバネティクスという心理学の用語があります。
これは人間の潜在意識は経験したこととイメージしたことの区別がつかないという脳の働きを言います。もし成功したときの姿をありありと心に描いたら、それを脳はすでに実現したものとして受け止めるのです。こう言うと「だってそれがうそだって誰だって分かるはずだよ。自分はだませない」と思うのではないでしょうか。さあここからが運命の分かれ道です。そんなふうに思った人はそれで終わりです。それから先には進めません。
実は潜在意識には繰り返しやったことは自然とその中に刻み込まれるという習性があるのです。これは車の運転を考えてみると分かります。誰でも何年も車を運転したことのあるドライバーは運転操作を無意識にやっていることを知っています。いちいちブレーキをどれだけ踏むかとか、ハンドルをどれだけ回すかとか、アクセルをどれだけふかすかとか、意識してやっていません。ほとんど無意識の世界です。車内で音楽を夢中で聴きながらでも運転それ自体は楽々できます。もっとも好ましい運転ではありませんが。
要するに繰り返し繰り返し潜在意識にその成功のイメージを植えつければそれを実現したものとして受け止めるのです。つまり成功は脳のなかでは将来のことではなく、現在の世界の出来事なのです。成功できない人はこれが下手です。すでに成功した人として振舞うことができません。いつまでも成功は未実現の世界にあるのです。本当は成功は達成する前にすでに脳では達成しているのです。
3.前向きであること
世の中を悲観的に生きている人は決して成功できません。どうして?それは悲観的な考え方が悲観的な結果を引き寄せるからです。よく引き寄せの法則と言いますね。自己啓発の本を読んだことのある人ならこの言葉は聞いたことがあると思います。まさに磁石のように引き寄せるのです。この世に偶然はないと言う人がいます。出会いすらも似たもの同士がひきつけあって出会ったというわけです。
この言葉はかなり深いと思いませんか?だって合わない者同士がくっつくことはありません。ポジティブになる必要性はここにあります。ポジティブという言葉と楽天的という言葉はたぶん本質的には同じ意味の言葉です。よくコップの水にたとえられます。水がコップに半分入っていた場合にある人は半分しか入っていないと思い、ある人は半分も入っていると思います。もちろん事実はひとつです。コップに水が半分入っている、ただそれだけです。この事実を人は自分で解釈をし、評価をします。これはその人が自分の人生をどう思っているかという問題につながります。そうです、人生を価値あるものと思い、前向きに生きるか、あるいはどうせ人間はいつかは死ぬのだから適当で生きればいいと思うかはその人が決めるのです。もし成功したければ、自分の人生を成功する価値のあるものと思うことが重要なのです。
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4.健康であること
これも大変重要です。もしあなたが成功者で、自分の夢を実現したとしても、健康を損ねていたら、いただけません。健康を維持するために何かをしなければなりません。
放っていたら健康になるわけではないのです。肉体は何もせずにいたら確実に体力は低下します。年齢とともに下り坂をおりていきます。
体力は免疫力と密接な関係にあります。年齢とともに体力は落ちていきますが、そのスピードをゆるやかにすることはできるのです。
もし60歳になる二人の人が一方は今日まで10年間適度な運動を続けてきて、他方は特に何もしなかったとしたら二人は同じ年齢とは思われないほど差がついているはずです。継続は力です。健康のために栄養のバランスや食事量、睡眠、軽い運動にこころがけましょう。成功するために健康を犠牲にする必要はまったくないのです。
まとめ
成功者と呼べる人はこの国に何人いるでしょうか?いつの時代でも又どこの国でも成功者と呼べる人は少ないものです。
いったいどうしてそんなに少ないのでしょうか?答えはいたって簡単です。大部分の人が自分が成功できると本気で思っていないからです。自分みたいに平均的な人間は平均的な生き方しかできないと思っています
親を見ても普通だし、特に成功者でもないのだから、その子の自分も結局同じなのだと思っています。逆に成功者を親にもつ子供は親が成功者だから同じ遺伝子を引き継ぐ自分が成功できないわけがないと思います。さてどこが違うのでしょうか?それは双方とも自分で自分のセルフイメージを作っているということです。どちらも思い込みなのです。これは重要ですね。実はこの世は思い込みで成り立っています。思考が現実世界を作るのです。これ量子論の世界で確かめられつつあります。
そうです、この世も人生も自分で決めているのです。他の誰でもないあなた自身が自分の人生を決定しています。
以上「数ある成功法則の共通点とは?」をお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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