お金を借りるならしっかり考えたい7つのポイント

お金を借りるならしっかり考えたい7つのポイント

カードローンを利用しようと考えている方へ
今はカードローンでも即日審査で手軽にお金を借りられるようになりました。お金を借りる時はその手軽さが引き起こす弊害を頭にいれることが大切です。
今回はお金を借りるならしっかり考えたい7つのポイントをご紹介します。

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お金を借りるならしっかり考えたい7つのポイント

 

その1:ご利用は計画的に?いや、計画出来ないタイプがお金を借りるということを自覚しましょう。


銀行ATM

よく消費者金融のCMで「ご利用は計画的に」なんていっていますが、計画的に借りるというのはどういうことでしょう?
金利が低いところから借りること? それとも月々返せる額を決めてコツコツと返していくことでしょうか?
貸したお金を返してもらえなければ消費者金融も困ります。なので、消費者金融会社が言いたいのは後者でしょう。さらにいえば、計画的に返して行って欲しいけれども、長年借りていてね♪というのが本音です。

あなたがお金を借りる理由はなんですか?
お金を借りる人の大半が、付き合いが多くて月末ちょっと厳しいとか、欲しいものがあって手にいれたいとか、ギャンブルでちょっと負けすぎてしまったとか、今月はやたらと冠婚葬祭があって……など「ちょっと足りなくなって」という理由が多いです。
「計画的にお金を使える人」というのは、そんな急な出費に対しても対応できるように貯蓄しているものです。欲しいものがあってもお金が貯まるまで我慢できるものです。これは給料の額の差とかではありません。計画性のある人は、自分がもらえる額から身の丈に合った家賃や交際費を計算できる人なのです。
つまり、ちょっとお金が足りなくて……という理由で簡単にお金を借りられる人というのは「お金に対して無計画な人」です。「借りても返せるだろう」ではなく、一歩間違えば借り過ぎて自転車操業になるタイプだと自覚することがまず大切なのです。

 

その2:借りる時の基本は「短く少なく」です。。


基本的にお金を借りる時、全額返済までの期間が短ければ短いほど利息を払わずに済みます。
例えば30日間は無利息でお金を貸してくれる会社もあります。30日で返す当てがあるならばこちらの方が得策なのはわかりますよね。
30日で返せなくとも、同じ額を短い期間で終えるのと長い期間をかけるのとでは利息に差が生じます。
利息の計算は【借りた金額×年利%÷365日×1カ月(30日or31日)=1か月分の金利】です(実際は支払日が前後したり、途中で借入したり、2月のような28日の月もあったりするので単純な計算は出来ないのですが)。
例えば30万円を月々10万円返した時と5万円返した時では、単純計算で約6000円の利息の差があります。

表:利息の差

30万円を年利15%で借りたとき

返済回数

月々10万円返した場合

月々5万円返した場合

元金の残金

元金返済額

利息支払額

元金の残金

元金返済額

利息支払額

1回目

¥300,000

¥96,301

¥3,699

¥300,000

¥46,301

¥3,699

2回目

¥203,699

¥97,489

¥2,511

¥253,699

¥46,872

¥3,128

3回目

¥106,210

¥98,691

¥1,309

¥206,827

¥47,450

¥2,550

4回目

¥7,519

¥7,519

¥93

¥159,377

¥48,035

¥1,965

5回目

¥0

¥111,342

¥48,627

¥1,373

6回目

¥62,715

¥49,227

¥773

7回目

¥0

¥13,488

¥13,488

¥166

払った利息

月々10万円返済の場合

7,612

月々5万円返済の場合

13,654

★ 利息の計算方法
元金の残金×利息(%)÷365日×借りている日数
上の表で借りている日数は、ひと月30日で計算しています。

大抵キャッシングリボの返済額は1万円とか2万円で設定している方が多いので、その利息は推して知るべしです。
短い期間で返せる小額を借りるのが、無駄なく無理せずお金を返す為の基本です。

 

その3:借りるなら一社に絞りましょう。


消費者金融の店舗

お金を借りる時は金利が安いところを選ぶと良いのですが、ある程度大きな額を長く借りる計画だとしたら、多少の差はあれど金利はおおよそ年14%〜18%くらいです。

同じ20万円でも、途中で「こっちの方が金利が安いから」と2社から10万円ずつ借りることはせずに、1社で20万を借りましょう。
もちろん金利の安い方に乗り換えて1社に絞って返済ならアリですが、たくさんの会社からお金を借りると「多重債務者」とみなされてしまいます。
「自転車操業をしているのでは?」と、クレジットカードなどが新たに作れないなどの弊害が出てきます。

カードローンの情報は、信用情報機関に記載されます。いわゆる「信用情報」というものです。
2社で無理して返済してどちらかが滞ってしまったり、支払期日がごちゃごちゃになってついうっかり支払いを忘れてしまうなんてこともあり得ます。
支払いが遅れた記録はしっかりと信用情報に残ります。借りるなら1社に絞り、無理をしない返済計画で地道にしっかりと返していきましょう。

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その4:「足りない分を借りる」というのが自転車操業に陥るパターンです。


その1でも少しお話しましたが、「足りない分をちょっと借りる」というのが一番自転車操業に陥りやすいパターンです。
足りない分を借りるということは、今余裕が無いということ。つまり、現在の収入よりたくさんお金を使う生活をしているということです。
普通にしていて足りないのですから、借りた利息分返さなくてはいけない状態になればもっと足りなくなります。一時は順調に返して行っても、数か月後にまた「足りない」と借りるのでは、いつまでたっても借金は減りません。
「足りない」ときは「お金を借りる」のではなく「生活の見直し」をしましょう。飲み会を減らすとか、ランチではなくお弁当にするとか、削減できるところを探しましょう。
ちょっとした工夫で持っている範囲内で生活費を工面できるようになれば、借金は確実に減っていきます。

 

その5:多重債務に陥るとどうなるの? 信用情報はとても大切なものだということを理解しましょう。


1社で借りられる限度額を超えても借りたくて、さまざまな会社からお金を借りた場合「多重債務者」となります。
多重債務者になるとクレジットカードの新規作成が難しくなったりローンの審査がおりなくなります。さらにお金が返済できずに返済を延滞すれば、信用情報に「金融事故」として記載されます。
信用情報に事故情報がのるとどうなるかというと、返済が完了してから最低5年間はローンが組めなくなったり、新規の借り入れができなくなります。
もちろん金融事故を起こしたカード会社ではもう一生クレジットカードやカードローンを使うことはできません。

ただクレジットカードなどが使えなくなるだけなら良いのですが、借金の返済があるのにどこからも借りられないとなると、生活費を闇金で……なんてことになりかねません。
近い将来結婚して住宅ローンを……などと考えていた方も、自分だけでなく家族に迷惑がかかることになります。
返済をするために借金をするようになったら、誰かに相談して自転車操業から抜け出すことが大切です。

 

その6:いざという時は債務整理があります。どうしようもならなくなる前に誰かに相談しましょう。


もし「多重債務になりそう」「返せそうにない」という状況に陥ったらどうすれば良いのでしょう? いざという時は債務整理をすることになります。
債務整理と言っても、財産がすべてなくなる「自己破産」だけではありません。
早めに対処すれば、利子などを減らして計画的に元金を完済する「任意整理」や、持ち家を無くさずに債務整理が可能な「民事再生」などという方法もあります。
もちろん返せるのを前提に借りるのがベストですが、傷が大きくなる前に誰かに相談することで、傷口が浅くなる方法を頭にいれておきましょう。

 

その7:極力「身内に借りる」のが無利息で安心です。


親や配偶者、友達などにお金を借りるというのはあまり良いことのように思えません。
身内に「お金を貸して」というよりも、ATMでお金を借りてきた方が気楽ですし、返済が元でトラブルになる心配はありません。
ただ、この手軽さが自転車操業を産む原因となります。
借金が膨らむ人の特徴に「見栄っ張り」というのがあります。身内などに「お金が無い」と言えずに、借金の返済のために借金をするので破たんするのです。

破たんしたら家族に当然バレますし、迷惑がかかります。結局ばれてしまうくらいなら、最初から身内にたのんで無利息もしくは心ばかりの利息で返した方がよっぽど信用情報に傷も付かず合理的です。
お金を借りたい時はまず身内に相談してみましょう。あなたの襟元を正してくれるかもしれませんし、お金を貸してくれるかもしれません。
ただ、親だとつい甘えが出てしまいがちです。返さなくていいやと返済を滞らせて信頼を無くさないようにしてください。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?
気軽に借りるところから始まった借金が膨大な額になっていた……となる前に、借金の危険性をよく頭にいれて、返済だけでなく普段のお金の使い方も計画的にできるようにしましょう!
今回は「お金を借りるならしっかり考えたい7つのポイント」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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