スティーブジョブズのプレゼン力がすごい7つの理由

スティーブジョブズのプレゼン力がすごい7つの理由

プレゼンテーションが上手くなりたい方へ
ジョブズ氏のプレゼンテーションは、何百時間もかけて練習しつくりあげたと語り継がれています。シンプルでわかりやすい彼のプレゼンは、そこかしこにプレゼンの極意が詰まっています。
今回は「スティーブジョブズのプレゼン力がすごい7つの理由」をお届けいたします。
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スティーブジョブズのプレゼン力がすごい7つの理由

 

その1:最大限に「シンプルに」「わかりやすく」


ジョブズ氏

プレゼン資料を作る際に、みなさんは情報を詰め込んでいませんか?
「あれも伝えたい、この数字は話さなきゃ」って、資料が多くなりがちですよね。
でも、言いたいことを詰め込めば詰め込むほど、文字数が多くなればなるほど、人は「何が一番言いたかったのか」がわからなくなるものです。

ジョブズ氏のプレゼン資料は「1ビジュアルに1メッセージ」が基本です。
スライド1ページを出すときに、一番言いたいこと以外は書かないという、まさに無駄のないものです。
私たちは「この数字を伝えないと相手には凄さが分からない」「根拠を述べないと説得力がない」などと、言葉で飾りつけをしようとしてしまいますが、その2以降で後述するようにそれがかえって聞くものを混乱させることがあるのです。

「今日、アップルが電話を再発明します」
製品をわかりやすい一言で紹介する。それだけで、聴衆は想像力を働かせてくれます。

 

その2:いきなり核心をつかない


ジョブズ氏は、起承転結の「起」の部分は「聴衆の興味を引く」こと一点に絞って話します。確かにいきなり難しい説明だと、それだけで聞く気失くしますよね。
iPhoneのプレゼンの際の最初の一言は「2年半、この日を待ち続けていた」です。その後「iPhone」の発表であることを伝えるまでに、シンプルな言葉を選びながら、間を上手に利用し3分ほどかけて興味がわくような話をしています。
その間に聴衆は「何の話をするのだろう」とたくさんの想像をし、期待感を持つことになります。

まぁ、でもさすがに社内のプレゼンで「今日、我々は歴史的な発表をする」とか始まったら、笑いものですよね。
「では、○○における××についてのプレゼンを行います」
最初はこの一行でOKです。
その後にこのテクニックは使えます。「資料を見る前に、皆さん、今日は朝食に何を食べたでしょうか?」など、全く関係ないように思える導入部分を持ってくると、「え?その話がどうやって○○に繋がるんだろう」と興味を持つことになります。
ただし「なぜ今そんなことを聞いたかというと、○○に於いて人の記憶力というものは〜」みたいな続きがないと、ただの無駄話になってしまうことをお忘れなく。

 

その3:問題点を指摘し、解決策を出す を繰り返す


ジョブズ氏のプレゼンは、基本顧客よりです。
「今の製品だとこんな部分があるよね」と現状の商品の問題点を指摘し、「だからこの製品はここをシンプルにしたよ」などの解決策を出すという至ってシンプルなつくりです。
人はトラブルや問題点を解消できたら、と常に考えています。
「問題点」という困難をつくり、「あー、確かにそれは問題だよね」と聴衆に共感を持たせ、自分の案だとそれがいとも簡単に解決出来ると提示する。至ってシンプルに、自分の案の良さが伝わるのです。
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その4:数字は相手に分かりやすい単位で伝える


プレゼン資料イメージ

人は商品や成果を説明するときに、数字を使いたがります。「2014年度、5万人にアンケートを取った結果、81.6%の人がまた利用したいという答えを出しました」といった具合です。
けれどもジョブズ氏は、具体的な数字を聴衆に伝えたとしても、ピンとこないことを知っています。
先ほどの例で言うと、81.6%という数字がどれほどすごいことであっても、それは「通常は50%くらいしかまた利用したいって答えないよな」と分かっている人にしか伝わりません。何も知らない人にとっては「90%行ってないじゃん」って思われるかもしれないのです。

iPodのプレゼンの際、ジョブズ氏は「容量が多いのに超小型だ」というのを表現するのに、ギガやグラムなどの単位を使っていません。
「1,000曲をポケットに」この一言で表現をしました。
マックブックエアでは薄さをミリで表現することなく、茶封筒に入れる演出でアピールしました。

数字は聞く相手にとって「すごい」と伝わらないと意味がありません。伝わらなければただの数字の羅列になってしまいます。
例えばとても単純なグラフをつくり、シンプルに視覚で比べるなど、分かりやすい方法を用いると相手に伝わりやすくなります。

 

その5:伝えたいポイントの部分にユーモアを持ってくる


その1で紹介した「今日、アップルが電話を再発明します」
ジョブズ氏のプレゼンで最も有名なセリフと言っても過言ではありません。
そのすぐ後、ジョブズ氏はiPodに旧式電話のダイヤルをつけた写真を見せて、会場の笑いを誘いました。

シンプルな言葉と共に、視覚にユーモアを取り入れることにより、聴衆はより強い印象を持つことになります。
人の集中力は何十分も続きません。本当に言いたい部分の前にハッと目が覚めるような一言を持ってくるだけで、相手はその部分だけはしっかり脳に記憶してくれるのです。

 

その6:「たとえ話」を持ってくる


ジョブズ氏はたとえ話がとてもうまい方です。
「水道からはいくらでもタダの水が出るけど、みんな金を出してミネラルウォーターを買ってるじゃないか。」
製品が高いのではないかという疑問に関し、ジョブズ氏は上記のように答えています。
このように、他の似たものに例えてあるものを説明することを「アナロジー」と言います。ジョブズ氏はこのテクニックに長けているので、とても説明が分かりやすいのです。

プレゼンでも専門用語など聴衆に分かりづらいものがあれば、身近なものに例えると人はすっと頭の中に入って行きます。
「東京ドーム○個ぶん」じゃないですが、難しい話は延々とその用語を説明するのではなく「身近なもので例えれば○○のようなものです」で人は納得してくれます。

 

その7:仕事に対して情熱を持つ


プレゼン中

今まで理屈をこねてきましたが、ジョブズ氏が一番大切にしていたものは「パッション」です。
自分がいまから発表するものは、今まで自分が情熱を注いできた素晴らしい製品だという裏付けがあったから、シンプルに出来るし、自信を持って伝えられるし、相手にも素晴らしさが伝わってくるのです。
この「根本」がないと、いくらジョブズ氏の真似をしても上っ面だけのものになり、かえって鼻につくようなプレゼンになってしまいます。
本物は誰しもカッコいいと思うものなのです。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
彼のプレゼンからは日常に取り入れられる極意がたくさんあります。まずは相手のことを考えて伝わりやすいように話す、ここからはじめてみてはいかがでしょうか。
今回は「スティーブジョブズのプレゼン力がすごい7つの理由」をお届けいたしました。最後までお読み頂きありがとうございます。
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