税金の種類はいくつある?

税金の種類はいくつある?

税金のことを詳しく知りたい方へ
一口に税金といっても、消費税や所得税などの身近な物から、企業が払う特殊な税金までいろいろな種類があります。
税金って何種類あるか考えたことがありますか?本記事では税金の種類はいくつあるのかをお届けいたします。

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税金の種類はいくつある?

 

その1:税金は大きく分けると3種類です


そもそも税金って何にかかるのでしょうか?
大きく分けると税金の種類は3種類あります。【所得にかかる税金】【財産にかかる税金】【消費にかかる税金】です。

【所得にかかる税金】は、給料や不動産所得・農業所得・株の配当金などの利益にかかる所得税が代表的なものです。法人も利益の分「法人税」を払います。
そして、所得に応じて地方に払うのが「住民税」です。

【財産にかかる税金】は、固定資産税や相続税・贈与税などです。

【消費にかかる税金】は消費税の他、たばこ税や酒税、自動車取得税などがあります。
企業の場合だと関税やとん税など、貿易にかかわる税金やがあります。

また、住民税や自動車税のように納付書が来て自分が直接払う税金のことを「直接税」、消費税や酒税のように物品などを購入した際にお店など別のところに支払う税金を「間接税」と呼びます。

 

その2:払う相手は「国」「都道府県」「市町村」の3箇所です。


では、私たちが良く払う税金は、どこに納められているのでしょうか?
大きく分けると「国」「地方」です。地方は都道府県の場合と市町村の場合があります。

国に入る税金はどんなものがあるでしょう?
所得税や法人税、贈与税、関税、酒税などは国に支払います。一方県民・市民税などの住民税や固定資産税は地方税です。

消費税やたばこ税は国と地方に両方払います。
消費税の場合、8%のうち6.3%が国、1.7%が各都道府県といった具合です(ちなみに10%になったら7.8%が国・2.2%が地方の予定です)。
たばこ税に至っては、「たばこ税=国」「地方たばこ税=都道府県」「市町村たばこ税=市町村」とに払っています。

 

その3:嗜好品には税金がかかります


お酒のボトル

昔消費税がない時代は「物品税」といって、宝石や車、電化製品などのいわゆる贅沢品に税金がかけられていました。この税は食品などの日用品には税金がかからないというメリットがありましたが、どこまでが日用品で、どこからが贅沢品かの線引きが難しいものでもありました。
消費税が10%になったら、食品などの日用品は軽減税率が検討されていますよね。この軽減税率も物品税と同じように高級な物と日用品との線引きや、仕入れにかかる税率と売上にかかる税率との違いをどうするかが問題になっています。

消費税がある現在は、嗜好品に税金がかけられています。例えばたばこ税や酒税、ゴルフ場利用税などです。
ゴルフ場利用税は消費税との二重課税で廃止が検討されましたが、税収減を懸念する地方自治体の反発の声があって27年3月現在は継続が決まっています。
お酒やたばこ、ガソリンなどもゴルフ場利用税と同様に二重課税です。こういった嗜好品や贅沢品は消費税などと違って国民から文句が出にくいものなので、国側は税金がかけやすいのです。

また、物品税に近いものとして、財産を手に入れる時に自動車取得税や不動産取得税などがあります。

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その4:とん税や狩猟税など、聞き慣れない税金もあります。


とん税って聞いたことがありますか?外国の貿易船が入港したときにかかる税金です。
狩猟者の登録を受けるときにかかる狩猟税や、鉱業権のある鉱区の面積に応じてかかる鉱区税など、特殊な職業をしていないと聞いたことのない税金もたくさんあるんです。
一番長い名前の税金が「道府県民税株式等譲渡所得割」。証券会社等から株式等の譲渡益の支払を受ける人が益に応じて払う税金です。

また、地方自治体で法定で定められたもの以外の税金を新設することも可能です。法定外普通税と法定外目的税と呼ばれるものです。
例えば原子力発電所が存在する道県では発電用原子炉にそう入された核燃料の価格に応じてかかる「核燃料税」があったり、ゴミの量にしたがって課税される「産業廃棄物税」があったりします。
私たちの知らないところでもいろいろな部分に税金がかかっているんですね。

 

その5:細分化すると税金は約50種類!


新しい税金や廃止された税金も多々あるので数は常に変化していますが、2015年1月1日現在、税金は全部で49種類です。
税金の種類を一覧表にしましたので見てみてください。
私たちの暮らしに関わりのある税金から全く関係のない税金まで、さまざまな税金を国が地方に納められています。
そして、その税金がさまざまな公共事業などに使われているのです。

国税

地方税

所得課税

所得税

個人住民税

法人税

個人事業税

地方法人特別税

法人住民税

復興特別所得税

法人事業税

復興特別法人税

道府県民税利子割

地方法人税

道府県民税配当割

道府県民税株式等

譲渡所得割

資産課税

相続税

不動産取得税

贈与税

固定資産税

登録免許税

都市計画税

印紙税

事業税

特別土地保有税

法定外普通税

法定外目的税

消費課税

消費税

地方消費税

酒税

地方たばこ税

たばこ税

軽油引取税

たばこ特別税

自動車取得税

揮発油税

ゴルフ場利用税

石油ガス税

入湯税

自動車重量税

自動車税

航空機燃料税

軽自動車税

石油石炭税

鉱産税

電源開発促進税

狩猟税

関税

鉱区税

とん税

特別とん税

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
税金はただ義務として払うだけではなく、私たちのさまざまな暮らしに反映されるものです。税金のことを知り、賢い納税者になりましょう!
以上は「税金の種類はいくつある?」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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