お金を貯めたい方へ
現役世代の貯蓄割合は、手取り収入の2割が目安と言われていますが、お金はなかなか貯まらないのが現実ではないでしょうか。
今回は貯めてもお金が貯まらない4つの理由をお届けします。
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貯めてもお金が貯まらない4つの理由
その1:クレジットカードは計画的に利用しましょう。
お金が貯まらない理由の一つにクレジットカードの利用の利用方法が考えられます。
買い物をする時に現金とクレジットカード、どちらの利用が多いでしょうか。
お財布の中に現金が少なく、銀行に引き出しに行くのも面倒で、ついクレジットカードを利用することはないでしょうか。クレジットカードはポイントも貯まり、便利でお得なアイテムです。ですが、現金に比べ「お金を使った感覚」が欠けてしまうことに問題があります。
クレジットカードを利用する前に、使う見込みの金額をあらかじめカード代金の引落し口座に移しておきましょう。それが間に合わない場合は、カードを利用した後に、利用した金額をカード代金の引き落とし口座まで移す習慣をつけましょう。
また、クレジットカードの「分割払い」や「リボ払い」の習慣を改めることも大切です。
お持ちのクレジットカードの実質年率はご存知でしょうか。実質年率はカードの会員規約に記載されていて、実質年率をもとに分割払いの手数料が計算されています。
10万円の商品を、実質年率12.5%の「分割払い」で購入した際の手数料を表にまとめています。
分割回数 | 手数料 |
3回 | 2,090円 |
6回 | 3,674円 |
12回 | 6,896円 |
このように、分割回数が増えると手数料も増え、余計なお金を使ってしまうことになります。クレジットカードを使った買い物は、一括払いを心がけましょう。
クレジットカードと同様に、ローンも手数料を支払っています。自動車の購入等でやむをえずローンの申し込みをする際には、実質年率と分割回数をよく検討しましょう。インターネットでは、カードやローンの手数料計算のシミュレーションがありますので、利用してみてはいかがでしょうか。
その2:毎月、定額で支払う項目を見直しましょう。
「一度契約したらそのまま…」という姿勢もお金が貯まらない理由の一つです。
1か月の支出のうち、定額で支払う項目を見直すことで、その分を貯金に回すことができます。より安く利用できる方法はないか検討してみましょう。ここでは、通信費と保険料を見直すポイントをご紹介します。
主な支出の項目
主な支出の項目 |
●家賃 |
●光熱費 |
●通信費 |
●食費 |
●日用雑貨 |
●交際・娯楽費 |
●服飾費 |
●保険料 |
●小遣い |
【通信費】
スマートフォンが主流となった現在、通信費の代表は携帯電話と言えるのではないでしょうか。契約や機種変更の際からプランの見直しをしていない方は、請求金額の内訳を確認してみましょう。かけ放題プランや、通信容量が追加になるサービスは本当に必要でしょうか。
思い切って通信料を削減する場合は、「格安SIM」や「格安スマホ」について調べてみることをお勧めします。
【保険料】
加入した時から結婚や出産、マイホームの購入等、環境に変化があった方は、生命保険料の見直しをお勧めします。保障額が高いと保険料も高くなりますので、現在の状況に合った保障額を設定しましょう。支払い方法は「月払い」、「半年払い」、「年払い」、「一時払い」とありますが、支払回数が少ないほど保険料の割引きがありますので、可能な方は検討してみてはいかがでしょうか。
自動車保険は、年に一度見直しのタイミングが訪れます。更新時期の近い方は、見直しを急ぎましょう。
見直しのポイント | 内容 |
車両保険 | ○車両保険を外すと安くなる
○免責金額を高く設定する※1 |
運転者限定条件 | ○保険の対象者を限ることで安くなる
◇限定条件なし ◇家族のみ限定 ◇夫婦のみ限定 ◇本人のみ限定 |
走行距離 | ○走行距離が短いほど安くなる |
年齢条件 | ○年齢が高いほど安くなる |
※1:免責金額とは、車両保険を付けた場合の自己負担額を意味します。
自動車保険は、営業社員が行う対面販売に比べ、テレビコマーシャルでも見られる通信販売の保険料が安い傾向にあります。
その3:お金に使い道をつけましょう。
お金を項目に分けず、「なんとなく」使ってしまうこともお金が貯まらない理由に挙げられます。
「その2」では、毎月の主な支出の項目に「小遣い」を挙げましたが、小遣い制を取っているのは夫と子どもだけで、専業主婦の方が友人と食事に行ったり、化粧品や雑誌を購入するためのお金は、ざっくりと生活費に含まれている場合が多いのではないでしょうか。
限られた金額の中でやりくりをすると、節約の意識がつき、本当に必要なものだけを購入するようになります。お金が貯まらない方は、「何にお金を使っているか」把握できていない傾向が見られますので、支出の項目を挙げ、それぞれに予算を立ててお金を使っていきましょう。
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その4:お金が貯まる仕組みを作りましょう。
ここまでの項目では、支出のコントロールについてご紹介してきましたが、お金が貯まらない方は、自動的にお金が貯まる仕組みを作ってしまうこともお勧めです。
お勤めの会社に「財形貯蓄」と呼ばれる制度はないでしょうか?財形貯蓄には、「一般形財形貯蓄」、「財形住宅貯蓄」、「財形年金貯蓄」の3種類があり、ご自身が決めた金額が、給与や賞与から天引きされて貯まる仕組みです。
財形貯蓄がない会社にお勤めの方や、自営業の方には、銀行の自動積立預金やゆうちょ銀行の自動積立貯金をお勧めします。
自動積立では、ご自身が設定した日に決められた金額が定期預金に振り替えられますので、給料日に設定すれば簡単に先取り貯金ができます。
銀行に出向く時間のない方はインターネットから申し込める銀行もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。銀行を選ぶ際は「金利」の高い定期預金を選ぶようにしましょう。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
お金を貯めるためには、支出を減らすことと、お金が貯まる仕組みを作ることの両面から取り組むことが大切です。
今回は、「貯めてもお金が貯まらない4つの理由」をお届け致しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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