株の勉強を始めるときに意識したい5つのポイント

株の勉強を始めるときに意識したい5つのポイント

これから株を始めようとする方へ
NISAが始まってから個人投資家の株運用がより身近になりました。これから株を始めたい……でも何から始めればいいの?とお悩みの方も多いかと思います。
今回は株の勉強を始めるときに意識したい5つのポイントをお届けいたします。

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株の勉強を始めるときに意識したい5つのポイント

 

その1:やみくもに理屈だけを勉強しない


経済イメージ

株を始めるに当たり、まず何を見て勉強しようと思いますか?
現在何かを始めようとするときにはさまざまなメディアがあるので、本、ネットや投資ゲーム、セミナー、テレビや新聞、いろんな媒体から学ぶことができます。

キケンなのは株を始める前にあっちもこっちも勉強しすぎて頭でっかちになってしまうことです。
株には経済を学ぶなどの王道はありますが、「こうでなければいけない」という理屈はありません。ぶっちゃけ何も知らなくても元手さえあれば証券会社のトレーダーに任せることもできますし、勝てばOKの世界です。
脳みそが理屈だけで塗り固められてしまうと、「あれだけ勉強したから大丈夫」という過信が生まれてしまいます。
自動車の運転でも「俺は事故らないから」という人ほどスピード違反をして大きな事故を起こし、へたくそな人は事故を起こしてもスピードを出していないから小さくて済むということがあります。
株取引にも同じことが言えるのです。

もちろんはじめる前に最低限の知識は必要ですし、勝つにはさまざまなことを学んでいかなければいけません。しかし、株取引は生き物です。「百聞は一見にしかず」という面もあるのも否めません。
ある程度株を勉強したら、最初は小額で1〜2銘柄を買って取引をはじめてみましょう。教習所のように、最低限の知識がつくまでは教習所内での教習(バーチャル取引や本での勉強)をし、ある程度流れがつかめてきたら路上に出る(実際に買う)という感覚です。
教習所のように、横に先生がいると一番わかりやすいかもしれません。

 

その2:まずは投資スタイルを勉強し、自分に合う方法を考えましょう。


では「最低限の知識」とはいったいどんなものでしょう?
まず勉強するのは「株にはどんな取り引きがあるのか」と「自分にはどんな投資方法があっているか」です。
具体的には「デイトレード or 中長期的投資」どちらが向いているか、投資信託にするかネット口座で売買するのか株主優待メインで長期運用するのか、株取引はどこの口座を開くのが自分にとって得なのか、などです。

まず自分がどのような投資をしたいのかがわからないと、どこの証券会社で口座を開けばいいのかもわからないですよね。
ネットでも本でも良いので、まずは初心者向けの説明を読んでみましょう。証券会社の資料請求をして、用語集を調べながら証券会社によってどんな差があるのか片っ端から読んでみるのも勉強になります。

最初はローリスクローリターンの中長期的な運用をしながら株というものを学んでいくことをおすすめします。しかし、身近な先生がデイトレーダーだったりしたら、デイトレードの方が向いているかもしれません。
自分がどれだけの額を投資できるかを踏まえ、自分に合ったスタイルを確立しましょう。

 

その3:銘柄・経済の勉強は自分の生活に直結する得意分野から!


次は実際の株の動きはどんなものか知ることです。
株を買うためには経済や会社の業績を学ばなければいけませんが、初心者がいきなり全ての銘柄を知ることはできませんし、経済全体を学ぶのには何年もかかります。
ではどうするか。最初は自分の生活に直結する得意分野から学んでいきましょう。
例えば主婦の方ならばいつも行っているスーパーの株が毎日どんな動きをしているか見てみるとか、若い男性ならば彼女が好きなデートスポットはどの会社が運営していて上場しているのか、などです。
自分の身近にある会社だと客層もわかりますし、どんなイベントやセールなどが行われているかもわかります。そういった情報があると「この日は何故上がったんだろう?」というのも分かりやすいのです。
一日一回でもチェックしておくと、だんだんと株はどんな時に動くのかがわかってきます。

その1でもいいましたが、株は生き物です。テレビやネットなどで出回った情報=皆が知っている情報なので、情報を見て動いてもすでに時遅しです。
ネットでの情報よりも、株取引には予測が必要となります。実際に自分が生活していて「ここはこういう会社なんだな」というのを理解できた方が予測もしやすいですし、会社の業績や株の流れを知るのにより良い方法です。

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その4:バーチャルの成績が良い=勝てるわけではない


株価

株の勉強をしたい方の為に、無料のバーチャル株式投資ゲームや株式練習ソフト、アプリなど、いろいろなものがありますよね。
これらは株というものの流れを知るのにはとてもおすすめなのですが、たとえゲームで勝っていても本番で負けてしまう人って結構いるんです。
なぜかというと、実際のお金が動くと「欲」が出るからです。

株はギャンブルに似た部分があります。
欲目に駆られると儲けがでない、というところです。

ゲームならば実際のお金をかけているわけではないので冷静でいられますが、実際にお金をかけると「もしかしたらもっと伸びるかも!」と欲を出してしまうのが人間です。
損になりそうなときもすぐ切れずに、「もう少し良い状態で売りたい」と考えてしまいます。
パチンコ屋さんで「今日は1万円」と決めておきながら、出そうなときに1万円が終わると「あと5000円くらいやっちゃおうかな」と思う心理と一緒です。
そして負けた分を取り返そうと躍起になればなるほど「当たるまで帰らない!」と損をするものです。
横領などで捕まる人の大抵は株や投資、ギャンブルでの借金です。人間の欲は計り知れないことを知っておかねばいけません。

勉強をしすぎると危険、というのはバーチャルの投資ゲームでも言えることです。あまり自信を持ちすぎると痛い目にあうことを忘れずに。

 

その5:いかに冷静でいられるか、自分の性格も分析が必要です。


株は誰かが勝てば誰かが負ける世界ですので、最初は勉強料としてある程度の損を見込んでいないと「こんなはずではなかったのに……」となってしまいます。

予期せぬトラブルは避けようがないとしても、大抵の敗因は自分の心にあります。
どんなに勉強をしても、冷静でいられなければ実力を発揮できません。株は「たくさん儲けよう」ということを忘れ、「いかに損を少なくするか」というのが勝つための秘訣です。
頭では分かっていても、実際お金がかかるとどこかで冷静さを失ってしまいます。どういう性格なのか把握し、どうすれば自分が冷静でいられるかを知っておくのも大切です。

これはハイリスクハイリターンな取引でも、ローリスクローリターンな取引でも同じことが言えます。
「この方法で月○百万稼げた!」みたいな怪しいサイトには大抵の方が騙されないと思いますが、意外と「○○買ったら儲けた!」「××は結構ヤバいかもよ」なんてネットのつぶやきに惑わされてしまう……なんてことはたくさんあります。

おすすめなのは「冷静でいるうちにルールを決めてしまうこと」です。
一日いくら負けた時点で「今日は冷静でいられないから」と取引を止めるとか、いくら損したら上がる見込みがあっても売ってしまうなど、自分なりのルールを決めてみましょう。
冷静じゃないなと思ったらそのルールが守られているかを思い返し、勝っているときも負けているときも「あともうちょっと」という欲を抑えられれば徐々に儲けが出てくるでしょう。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
勉強も大切ですが、実践も大切です。いきなり無謀な運用をしないよう、少しずつ勉強しながら楽しく株ライフを送りましょう!
今回は「株の勉強を始めるときに意識したい5つのポイント」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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