結局VISA MASTERCARD JCBはどれがいいの?

結局VISA MASTERCARD JCBはどれがいいの?

カードブランドを決めかねている方へ
クレジットカードに入会すると「決済はVISAとJCBとMASTERCARD、どれを選びますか?」と聞かれたことはありませんか? これらの決済ブランドはどのように決めればいいのでしょう?
今回はVISA・MASTERCARD・JCBはどれがいいのかをお届けいたします。

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結局VISA MASTERCARD JCBはどれがいいの?

 

その1:VISA MASTERCARD JCBは決済のためのブランドです


カードでネットショッピングイメージ

まず、同じ会社のクレジットカードでVISAやJCBなどのブランドがついているのは何故でしょう?
VISA・MASTERCARD・JCBは「国際ブランド」と呼ばれ、世界中24時間いつ使っても決済できるシステムを持っている会社です。「国際ブランド」の中でもVISA・MASTERCARD・JCBの3社は規模が大きく「3大国際ブランド」と呼ばれています。
この他にもAmericanExpress(アメックス)とDiners Clubを合わせて5大国際ブランドと言ったり、中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)、Discoverの2社を加えて7大国際ブランドと呼ぶこともあります。

一方、国内でしか使えないカードは「国内ブランド」と呼ばれています。
これらのカードがたくさんできると、お店はたくさんのブランドと契約しなくてはならなくて不便ですし、お客は提携店しか使えずにクレジットカードの便利さが半減してしまいますよね。なので、たくさんのお店で使えるように、クレジットカード会社各社は幅広い範囲で使える国際ブランドを付帯できるようになっているのです。

 

その2:VISAとMASTERCARDはアメリカが本社、JCBは日本発の国際ブランドです


海外のお店のドア

みなさん、クレジットカードはどのようなシーンで使いますか?
海外出張が多かったり国際結婚をしている方は海外での使用が多いかもしれませんが、ほとんどの方は日々の生活で国内での買い物に使う方が多いのではないでしょうか。

正直、国内で使う分にはどのブランドを選んでも大差はありません。国内でクレジットカード決済が出来るお店は、大体が3大国際ブランドならどれでも使えるというところが多いです。
3社の中でVISAとMASTERCARDがアメリカに本社があるのに対し、JCBは日本のブランドです。その分日本では多少JCBが強く、小規模店舗などではJCBのみ扱っているところなどもあったり、サービス面で充実しているので少し優位と言えば優位です。が、普段の使い勝手に関しては差がほとんどありません。
ポイントなどの各種サービスは国際ブランドではなく、発行会社が行っているものがほとんどです。国内だけで使う方は、国際ブランドよりも発行会社のサービスで選ぶのが良いでしょう。

 

その3:全世界での加盟店が一番多いのはVISA。JCBは日本語サービスが充実。


海外旅行をするならVISAかMASTERCARDをつくれ、なんて聞いたことありませんか?
何故そう言われるかというと、海外での加盟店なら圧倒的にVISAとMASTERCARDが多いからです。
JCBの場合、台湾や韓国などのアジア系の国や、ハワイやグアムなど日本人観光客が多いところでは加盟店も多く問題なく使えるのですが、一部の国ではまだVISAやMASTERCARDほど浸透はしていません。

海外旅行が多い方はVISAかMASTERCARDを選ぶと良いでしょう。
ただ、数年に一度は旅行に行くという程度で海外事情にあまり明るくない方ならJCBもおすすめです。JCBは海外60か国で日本語が通じる窓口があり、トラブルの際には強いというメリットがあるのです。
VISAやMASTERCARDでも、発行会社が似たような日本語電話窓口サービスを行っている場合も多いので、自分が持っているカード会社にどのような付帯サービスがあるかチェックしておきましょう。

意外と知られていないのは、JCBはアメックスと提携していて、アメックスで決済できるところでも使えること!
けれども、お店の人がそれを知らないで断られることもあるので、英語で決済可能な旨を説明しなければならない場合もあります。

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その4:JCBは「プロパーカード」があるのが強み!


JCBには「プロパーカード」があります。プロパーカードというのは、国際ブランド会社独自が発行しているカードです。
VISAとMASTERARDは、決済機能を各社に提供するのみで、独自でクレジットカードを発行していません。「三井住友VISAカード」のように、ライセンスを受けた会社がVISAカード・MASTERCARDとして発行しています。
強いて言えば、百貨店やスーパーなどの提携の会社ではなく、ライセンスを受けた会社が直接発行しているカードが「プロパーカード」に近い物になります。

プロパーカードがあると、どんな強みがあるのでしょう?
その2でも書きましたが、大抵のサービスは国際ブランドではなくカードの発行会社が提供しています。けれどもプロパーカードのあるJCBの場合、JCBが独自に提供するサービスやキャンペーンなども多く、JCBの提携会社のカードを使っている人もそのサービスを一部受けられます。
東京ディズニーリゾートと提携しているので、JCB会員貸切のイベントなどがあったり、上記に挙げた海外旅行の際の日本語窓口などがそのサービスに当たります。
そして、プロパーカードは発行会社ではなく国際ブランドが直接審査するので審査基準が厳しく、プロパーカードを持っていること自体が信頼やステータスにつながります。
日本ではカードで人を評価することはあまりありませんが、外国では使っているカードによって信頼できる客かを店側が判断することもあるのです。
ステータスとしては「アメックスのゴールドカード」が有名ですね。プロパーカードのみのステータスで、アメックス提携会社のゴールドカードでは「アメックスのゴールド」とは言えません。

 

その5:2種類持つならVISA+JCBか、MASTERCARD+JCBの組み合わせがおすすめ


日本国内なら3大国際ブランドのどれでも不便は感じませんが、もしメインのカードの他にもう1枚カードをつくるとしたら、今の国際ブランドとは別のブランドを選ぶのがおすすめです。

特にVISAとMASTERCARDのどちらか1つ+JCBは、お互いに足りない部分のカバーが出来る組み合わせです。
VISAとMASTERCARDはアメリカに本社があるブランドです。同じような時期に世界に浸透したという背景もあり、VISAが使えるところはMASTERCARDも使える、というパターンが多いです。
一方JCBは日本のブランドなので、海外での加盟店は少ないものの、日本でのサービスが充実しています。
最初のカードがアメックスの場合、JCBと提携しているのでVISAかMASTERCARDを選ぶと良いでしょう。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
個人的には国内で使うならサービスの面でJCBを、海外での利用が多いならVISAかMASTERCARDをおすすめします。が、一番大事なのは「発行会社をどこにするか」です。自分の生活に合った発行会社を選び、国際ブランドはその付帯として考えましょう。
以上は[結局VISA MASTERCARD JCBはどれがいいの?]をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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