「東京オリンピックがもたらす7つの経済効果」

「東京オリンピックがもたらす7つの経済効果」

オリンピックの経済効果を知りたい方へ

エンブレムや競技場問題など、色々マイナス面も浮かび上がっている東京オリンピックですが、決して悪いことだけではありません。メリットの一つに経済効果があることが言えるでしょう。
今回は「東京オリンピックがもたらす7つの経済効果」をお届けいたします。

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東京オリンピックがもたらす7つの経済効果

 

その1:インフラ整備による雇用促進


東京再開発

「オリンピックの経済効果」と言われてまず思いつくものの一つに建設業の盛り上がりがあります。

単純にオリンピックを迎えるために競技場を建設したり、そのためのインフラを整備したりするので、建築業やセメント業など業種の雇用が求められています。
民間のホテルなどもオリンピックに合わせて改装したり、街が再開発をしたりするので、今建設業の需要はうなぎ上りです。
建築業は下請けが厳しい時代が長く続いてきましたが、ようやくここにきて下請けもある程度の言い値で受注できるようになってきました。
今までは苦しくて人が雇えなかった会社も、人を雇うようになってきています。

ただ、建設業に関しては「経験」がモノを言う仕事です。新規で人は雇えても即戦力にはならず、それならと安い賃金の外国人の雇用に動きがちです。
オリンピックまでの「一過性の雇用」と考えられる業種のため、使える人材に育つ前に辞めたり、せっかく人が育ってもある程度のインフラ整備ができたら仕事が来ない……というリスクも見えてきます。
機動的な人材調達の仕組みやも整備されていないですし、課題は多いといえるでしょう。

 

その2:サービス業の雇用が盛り上がりを見せる


雇用の面で見てみると、オリンピックがあれば様々な業種で雇用が生まれます。
建設業の次に雇用が求められているのはサービス業です。

【表】オリンピックで生まれる人材ニーズ

業種

人材ニーズ(人)

就業者(人)

ニーズ比率

製造業

44,130

10,320,000

0.4%

建設業

335,300

5,030,000

6.7%

卸売・小売業

85,440

10,420,000

0.8%

運輸業

26,780

3,400,000

0.8%

飲食・宿泊業

36,190

3,760,000

1.0%

情報通信業

20,240

1,880,000

1.1%

金融・保険業

16,580

1,630,000

1.0%

医療・福祉

20,430

7,060,000

0.3%

サービス業

167,530

9,060,000

1.8%

その他

62,640

9,520,000

0.7%

合計

815,250

62,700,000

1.3%

(リクルートホールディングスHPより)

 

飲食などの接客業の他、観光ガイドや通訳サービスなどです。
スーパー・コンビニなどの『小売業』、ホテルやレストランなどの『飲食・宿泊業』や、『情報通信業』などのサービスを別枠にしても1.8%のニーズがあります。
選手が使う選手村での飲食やマッサージなどのサービスに関する事業も大きく伸びる分野です。
サービス業も一過性の雇用であるかもしれませんが、建設業と違うところはアルバイトやパートなど、若い人や短時間の人に対しての雇用が伸びるところです。
若い学生がオリンピックの盛り上がりを生で体験したり、オリンピック事業に触れることは良い経験になり、間接的に後の人材育成という意味でも良い面がみられるでしょう。

 

その3:グッズ売り上げ関連


オリンピックと言えば関連グッズの販売ですよね。
記念硬貨やロゴ入りタオル、キャラクターものなどのたくさんのグッズが作られ、販売されます。
「限定○ケ」「2020限定デザイン」など、消費者の購買意欲をくすぐる商品も多数販売され、2020年に近づくにつれ、様々な企業がオリンピックに乗っかって商戦を繰り広げます。

そして、オリンピック開催中には、会場でのグッズ販売員の雇用なども見込めますし、会場で活躍するボランティアさんがつける腕章や帽子など、バックヤードに使うグッズなどの製作も大量に行われます。
これらの売上で経済効果は上がるとみられています。

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その4:IT関連ソフト面での需要


1964年のオリンピックでカラーテレビが劇的に増えた、という話を聞いたことがあるでしょうか。
以前はオリンピックになると、良い機会だとテレビが売れたり、ハード面での需要がありました。
現代でもオリンピックに合わせて家電を買い替える家も多いでしょうけれども、今はCSなどの衛生番組契約が増えたり、新しいオンデマンドサービスへの加入など、どちらかというとソフト面での需要が伸びることが見込まれます。

ツイッターのようなSNSなどで実況したり、ネットで盛り上がりを見せるため、企業は各種ネット広告を打ちます。そういったネット広告面でも大きな伸びが期待されています。
企業の公式アカウントではオリンピック関連で懸賞やアンケートを行ったり、オリンピック関連のことを呟けば○○が当たるなどの企画ものが行われるので、アプリのシステム製作系や個人情報ガードのためのセキュリティ関連の企業も嬉しい悲鳴をあげるかもしれないですね。

 

その5:観光客が落としてくれるお金の効果


オリンピック開催期間中は、海外からのお客さんがたくさんきます。
ホテルや観光などにお金を落としたり、交通手段にお金を払ったり、コンビニやスーパー等飲食が伸びたり、お土産を買ったり、さまざまな経済効果が生まれます。
また、日本の良いところは東京から各観光地に行くための交通網が整っているところです。
ちょっと足を延ばして新幹線に乗って東北や北陸、関西へ行ったり、飛行機で行ったり。アメリカや中国のように大きな国土ではないぶん、さまざまな観光地が盛り上がりを見せることになるでしょう。

 

その6:スポーツ関連の支出増加


オリンピックはスポーツで夢や感動を与えてくれる祭典でもあります。
日本人が金メダルを獲ると、子供たちが「私もあの選手みたいになりたい!」とスポーツクラブに入ったり、習わないまでも試合を観に行ったりすることによって、お金に動きが生まれます。
面白い競技や注目を集める競技があったなら、そのスポーツの競技人口が増えます。
例えばマラソンが盛り上がったなら市民ランナーが増えシューズやジャージなどの品が売れますし、有名なマラソン大会などを観に行って、交通費や飲食費を落としてくれたりします。

これは、オリンピックでどんな選手が活躍するかにもかかっています。
良い試合が見れたり、感動のシーンがあったり、そんなたくさんの名場面をつくるために、裏方には張り切っていただきたいものです。

 

その7:五輪成功で間接的な効果が見込まれる


ガラスの地球儀

ここまで読んで「今自分が働いている業種に全然関係ないじゃん……」と思った方もいらっしゃるでしょう。
勝者がいれば敗者もいる。光があれば影もある。スポーツや経済だけではなく、なんにでも言えることですよね。

けれども、悲観することもありません。どこかが盛り上がれば、その盛り上がりに乗じて間接的に需要が出てくる部分もあります。
今はネット社会です。例えば東京に来たついでに寄った観光地の写真をインスタグラムに載せたら人気になったとか、東京で食べたご飯がおいしかったから日本の食材をいろいろ買うようになったとか、間接的に経済効果が出てくる部分もあります。
オリンピックで活躍していた選手は○○のグッズが好きなんだって〜と、意外なところで意外なものが話題になったりするのも今の時代ならではです。
東日本大震災での被災地を気にかけて立ち寄った外国の方が、被災地の今をネットにUPするなどのこともあるかもしれません。
たくさんの国の人が日本に来てくれるということは、「日本の今」を発信してくれる、そしてそれだけで経済効果があるということです。

プラスの気持ちがあると、人は行動的になります。楽しい気持ちを発信したり、思い切って高い買い物をしてみたり。
私たちがオリンピックに良いイメージを持って盛り上げる、それだけで海外の方に日本の良い雰囲気が伝わりたくさんの発信をしてくれます。
「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損!」の気概で、来たる2020年を楽しみに迎えましょう。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
何事にもメリットがあればデメリットもあります。マイナスを極力少なくして、プラスを極力多いオリンピックにしていきたいですね。
今回は「東京オリンピックがもたらす7つの経済効果」をお届けいたしました。最後までお読み頂きありがとうございます。

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